海外不動産への投資
世の中にはあらゆる投資手段があります。
一定程度の資産を持っている人が始めるのは不動産投資ではないでしょうか。
不動産投資は、投資によるリターンに加え、節税手段としても利用することができます。
さらに不動産投資を調べていると、国内の不動産だけでなく、海外の不動産への投資も選択肢としてあるようです。
そこで今回は、海外不動産についてそのメリット・デメリットを見ていこうと思います。
海外不動産のメリット
まずは、海外不動産のメリットです。
海外不動産のメリットをネットで調べると、出るわ出るわ。
ネット以外でも、書店に行けば海外不動産投資の書籍はメリットを謳うものがほとんどでした。
色々なサイトや書籍を参考に、海外不動産のメリットをまとめると下記のような感じです。
- 人口が増える外国の不動産を買えば、自然と不動産価格は上がる
- アメリカの場合、減価償却による所得税と住民税の大幅な節税が狙える
- 海外資産を持つことで、通貨リスクを分散することができる
まず一点目は、アメリカや東南アジアなど、これから人口増が見込まれるエリアは不動産への需要が高まるので投資先としてよいですよ、というメリットです。
国内不動産は日本の人口が減少をたどる中でその価値は落ちる一方なので、人口増が見込まれている国の不動産は投資リターンが多いとされています。
二点目は、アメリカの不動産の場合、減価償却における建物の比率が80%と大きく、多額の減価償却費を給与所得と損益通算することで所得税と住民税も節税できるというメリットです。
また、築22年以上の物件であれば、4年で減価償却ができ短期間で減価償却費を計上することができるわけです。
三点目は、海外不動産への投資は円を海外資産に換えることによる通貨リスクを分散することができるメリットです。
日本の成長が鈍化している中、資産を円に集中させるのではなく、海外不動産投資によって外貨を得て保有できる環境を作ることができます。
海外不動産のデメリット
続いて、海外不動産のデメリットを見てみましょう。
海外不動産に関する投資の本は、だいたい海外不動産業者による出版が多いため、海外不動産の投資メリットをこれでもかと載せている書籍が多いです。
海外不動産のデメリットを知るため、海外不動産投資のデメリットをまとめている数少ない下記の書籍を参考にしました。
まとめると、海外不動産投資のデメリットは下記の3点のようです。
- 現地の状況が分からないまま投資することになる
- ネイティブではないため交渉ができない
- 良い物件にありつける確率はかなり低い
一点目は、不動産の本当の価値がわからないまま投資してしまうことになるデメリットです。不動産の価値は、現地の人でなければそう簡単にはわかりません。
海外不動産購入のための大金を、不動産に関する法律、価格相場、現地の天候等を知らずに投資するのは非常にリスキーです。
二点目は、海外不動産に投資するには、現地語を完全に理解しておかないと投資のカモにされるというデメリットです。
海外不動産の大家さんは、その家のオーナーとして、不動産に関する知識を英語等の現地語で学び、現地語を使う管理会社や賃借人と交渉しなければなりません。
そして三点目は、そもそも外国人が買える不動産は国内業者や国内投資家が買った後の残りであって、外国人が価値ある不動産を変える確率は非常に低いというデメリットです。
価値のある不動産は、海外に頼らずとも国内で買い手がつきます。
商慣習も文化も異なるリスクの高い海外投資家を相手にしないといけないということは、その不動産に国内投資家が手を出さない何かしらの理由があるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
管理人もそのリターンの高さから海外不動産投資に興味をもったうちのひとりですが、今回挙げたとおり、メリットよりもデメリットのほうが圧倒的に強いように思いました。
海外不動産投資は、小金持ちではなく、本当の富豪がその資金と現地ネットワークを駆使して実施するもののようです。
不動産投資は始めるにしてもまずは国内からがよさそうですね。
ではまた!!
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