dカードの最上位カードであるdカード プラチナ。高いポイント還元率や手厚い特典に惹かれて、私も1年前に申し込みました。当時の記事は以下をご覧ください。
しかし結論から言うと、わずか1年で解約しました。なぜなら、「年会費に対してメリットが見合わなかった」からです。
本記事では、実際に1年間使ってわかったメリットとデメリット、そしてdカード プラチナを解約した具体的な理由を紹介します。dカード プラチナを検討している方、マネックス証券のポイント還元を目的に検討している方にとって、きっと参考になるはずです。
年会費29,700円のハードルは意外と高い
dカード プラチナの年会費は29,700円(税込)です。これは他社のゴールドカードと比べても高額で、以下のような差があります👇
カード名 | 年会費(税込) | 特徴 |
---|---|---|
dカード プラチナ | 29,700円 | dポイント優遇・コンシェルジュなど |
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 楽天市場特典 |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 高還元率・外貨特典 |
もちろん、プラチナカードには豪華な特典が用意されています。
- docomo利用料金の最大20%還元
- 空港ラウンジサービス
- マネックス証券との連携による高還元
私は特に「マネックス証券との連携による高還元」に魅力を感じて入会しましたが、2年目は「恩恵を受けられない」現実に気づきました。
マネックス証券のポイント還元が2年目からダウン
私がこのカードを選んだ最大の理由は、マネックス証券でのdポイント還元でした。
マネックス証券では、投資信託の残高に応じてdポイントがもらえる仕組みがあります。しかもdカード プラチナを持っていると初年度は還元率が高く、非常に魅力的です。
- 初年度:ショッピング利用額に関係なく 最大3.1%還元(NISA口座の場合)
- 2年目以降:月間ショッピング利用額が 10万円未満 の場合 → 1.1% に下がる
つまり、2年目からは毎月10万円以上のショッピング利用がポイント高還元の条件になり、それを満たさなければ高還元を維持できません。
私は普段の利用額が3万円程度だったため、2年目以降は1.1%還元に下がることが確定していました。
ノーマルdカードなら最大0.73%還元&年会費無料
次に比較対象となるのがノーマルdカードです。
ノーマルカードでもマネックス証券と連携でき、毎月のショッピング利用額に関係なく0.73%還元されます(毎月10万円積立の場合)。しかも年会費無料。
プラチナカード(2年目以降)との差はたった0.37%です。
毎月10万円のショッピングをしてまで狙うポイントでしょうか。
これに加えてプラチナは年会費も支払わなければなりません。
この数字を見た瞬間、「プラチナを持ち続ける意味はない」と確信しました。
年会費が“心理的負担”になる
年会費が高いカードは、使うたびに「元を取らなきゃ」という意識が働きます。
- 毎月10万円以上使うよう意識してしまう
- 特典を無理に活用しようとする
- 旅行やラウンジを「行かなきゃ損」と感じる
本来クレジットカードは、自分の生活スタイルに合わせて使うべきものです。
カードに生活を合わせるようになってしまうのでは、本末転倒です。
dカード プラチナの特典の例は以下です。
プライオリティ・パス(空港ラウンジ)
確かに快適そうではありますが、出張や旅行の機会がなく利用しませんでした。
あれば嬉しい気持ちはわかりますが、年会費を払ってまで使うものではないと考えました。
レストラン優待サービス
1名分が無料になるようですが、年会費という形で費用を払っていますので無料ではないです。
ケータイ補償
年会費があれば新しいケータイが買えますね。
解約の決定打
- 2年目からのポイント還元率低下(1.1%)
- ノーマルカードでも最大0.73%還元&年会費無料
- 年会費による心理的負担
この4点が重なり、dカード プラチナは自分には向いていないと判断しました。生活スタイルをカードに合わせるのではなく、カードを自分の生活に合わせることが重要です。
解約手続きをしたあとは、マネックス証券の設定を忘れずに
dカード プラチナの解約はアプリからできます。
解約後は、アプリ上の表示がノーマルのdカードに自動的に切り替わりました。ノーマルのdカードは後日届くとのことです。
カード番号が変わりますので、マネックス証券のクレジットカードの設定変更を忘れずに行いましょう。
まとめ|プラチナカードは“使いこなせる人”向け
dカード プラチナは特典も豊富で高還元なカードです。
しかし、恩恵を最大限に受けられるのは以下のような人です👇
- 何かしらの理由でdocomoしか利用できない人
- 毎月10万円以上のカード利用がある人
- 旅行やラウンジ利用が多い人
私のように「投資+日常使い少し」程度では、2年目以降はコストパフォーマンスは非常に悪いです。
dカードのプラチナを検討している方は、1年目は活用し、2年目以降も継続すべきかノーマルにダウングレードするか見極めるのがオススメです。
同じプラチナレベルのOliveフレキシブルペイプラチナプリファードを申し込んだときの記事は以下をご覧ください。
ではまた!!