春からの新生活、引越しやライフスタイルの変化に合わせて「固定費の削減」を考える方は多いのではないでしょうか。
とくに最近は電気代の高騰が続いており、「電力会社を乗り換えれば電気代が安くなる!」というようなお得情報をSNSや雑誌で頻繁に目にします。
しかし、「とりあえず乗り換える」のはちょっと待ってください!
実は、電力会社の乗り換えは万人にメリットがあるわけではなく、場合によっては現状維持の方が安いケースもあるのです。
この記事では、実際に筆者の電気代(驚異の低水準)を大公開。「乗り換えるべき人」と「今のまま(大手電力会社)が良い人」の明確な違いを解説します。
「うちの場合はどうなんだろう?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
世間が「電力会社の乗り換え」を推す理由
そもそも、なぜこれほどまでに「電力会社の乗り換え」が推奨されているのでしょうか。
最大の理由は、ここ数年の燃料費高騰による電気代の大幅な値上げです。これに対抗するため、数多くの「新電力会社」が台頭し、魅力的なプランを打ち出しています。
- 基本料金ずっと0円!
- スマホ代やガスとのセット割!
- 今なら乗り換えで数万ポイント還元!
引越しシーズンである春は、各社が特に大々的なキャンペーンを実施します。
たしかに、家族が多くて電気使用量が多い「ファミリー層」や、一日中エアコンをつけているような家庭にとっては、基本料金の撤廃などが大きく響き、年間で数万円単位の節約になることも珍しくありません。
これが、世間で「乗り換え」が強く推される理由です。
【実録】一人暮らしのリアルな電気代を公開!シミュレーションしてみた結果…
では、すべての人が乗り換えるべきなのか?
ここで、家族3人暮らしの筆者の、直近のリアルな電気代データをご覧ください。
- 2026年2月の電気使用量:145 kWh
- 2026年2月の電気料金:4,226 円
東京電力(TEPCO)のアプリで確認したところ、筆者の家は「似た家庭(約400kWh・約14,000円)」のなんと1/3以下という超エコ生活でした。


この圧倒的に少ない使用量で、話題の新電力(基本料金0円プランなど)に乗り換えた場合のシミュレーションを複数社で行ってみました。
【シミュレーションの結論】
結果は意外なものでした。なんと、「現在のTEPCO(東京電力)のままが一番安い」という結果になったのです!
なぜなら、新電力の「基本料金0円」を謳うプランの多くは、その分「1kWhあたりの電力単価」が大手電力会社よりも割高に設定されているからです。
つまり、電気をたくさん使う(月数百kWh以上)家庭なら恩恵を受けられますが、筆者のように月に150kWh前後しか使わない低使用量ユーザーの場合は、かえって毎月の支払額が跳ね上がってしまうリスクがあります。
電力会社の乗り換えで「得する人」と「現状維持がベストな人」
筆者の実体験から見えてきた、電力会社の乗り換えで「得をする人」と「そのままが良い人」の特徴をまとめました。
乗り換えて「得する人(見直すべき人)」
- 同居している人数が多い
- ペットを飼っていて、エアコンを24時間つけっぱなしにしている
- 毎月の電気使用量が常に「300〜400kWh以上」ある
これらに当てはまる人は、新電力ならではの料金体系がカチッとハマりやすいため、今すぐシミュレーションと乗り換え手続きをおすすめします。
TEPCOなど「現状維持がベストな人」
- 一人暮らし、または、同居している人数が多いが節電意識が高い家庭
- 日中は学校や仕事で不在にする日が多い
- 毎月の電気代がピーク時でも5,000円を下回る(使用量が150kWh前後)
後者の場合は、無理に新電力へ乗り換えるよりも、今のまま(または大手電力の標準プラン)にするか、ポイントの取りこぼしがないか見直す程度にしておく方が、最もお金と手間がかからない可能性が高いです。
まとめ:「乗り換えない」のも立派な固定費見直し!まずは現状把握を
「電気代を安くするには乗り換えるしかない!」と思い込んでいると、気づかないうちに損をしてしまうことがあります。
- 世間で人気の「基本料金0円」などが、誰にでも安くなるわけではない
- 使用量が少ない人は「大手電力会社のまま」が最安になるケースも多い
- 大切なのは「自分の現状(kWhと料金)」を知り、シミュレーションすること
「いろいろ調べた結果、乗り換えないと決めた」というのも、モヤモヤがなくなりスッキリするという意味で、立派な固定費見直しの成果です!
なんとなく周りに流されるのではなく、お手元の検針票やWeb明細(アプリ)をチェックして、まずは自分の「月々の使用量」を把握するところから始めてみてくださいね。
ではまた!!




