引越しは新しい生活の始まりとしてわくわくする一方、費用がかさむことが多いイベントです。
しかし、ちょっとした工夫で大幅に節約することが可能です。
今回は、引越し費用を抑えるために知っておきたいポイントとして、「福利厚生サービスの利用」と「値下げ交渉」について共有します。
福利厚生の引越しサービスを活用する
会社員や公務員の方は、勤務先の福利厚生制度に引越し関連のサービスが含まれている場合があります。この制度を利用することで、コストを抑えることができます。
福利厚生で利用可能な引越しサービスには、例えば以下のようなものがあります。
- 基本料金○○%オフ!!
- 段ボール追加無料!!
- 引越料金の〇%をポイント還元!!
ただ正直、福利厚生のサービスだけでは引っ越し料金は大幅には下がりません。
では引っ越し料金を大幅に下げるにはどうすればよいか。それは相見積もりと交渉です。
相見積もりで値下げ交渉を成功させる
引越し費用を節約する最大の鍵は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することです。
このプロセスを「相見積もり」と呼びます。
私の例ですと、3人家族の引越しで最初の見積もりでは7万円台だった費用が、他社の相見積もり情報を提示した値下げ交渉後には4万円まで下がりました。
このように、相見積もりは大きな節約効果をもたらします。
相見積もりの進め方は以下のとおりです。
- 複数業者に問い合わせる: 少なくとも2社の見積もりを取ったうえで、最後のもう1社との交渉に挑みましょう。
- 不要なオプションは外す: 梱包サービスや不用品処分の費用が含まれている場合は、必要性を判断し不要なものは外しましょう。
- 値下げ交渉を行う: 「費用を下げられる余地はありますか。妥協できる条件かどうか検討します。ちなみに、他社からは〇万円程度の提案がありました。」と値下げ交渉をしてみましょう。
交渉の際、業者から予算を聞かれることがありますが、答えないことをおすすめします。予算を伝えると、その値段で提案してくる可能性が高いからです。
あくまで相見積もりで得た他社の見積金額とサービス内容を持って、交渉しましょう。
実際の値下げ交渉記録
2024年某日、相見積もりで得た2社の見積もりをもって、3社目の営業さんが自宅に訪問しました。
引越し対象のものを見てもらった後、費用の提示を受けます。値下げ交渉の開始です。
今回ご利用いただいている福利厚生の割引分を含め、費用は7万円になります。費用感としていかがでしょうか。
※一発目は必ず高めの金額で出してきます。ここで決めてはいけません。
ありがとうございます。7万円ですか。正直高い印象です。
※金額が高いことを素直に伝えましょう。
そうですか。3名のご家庭で土日での引越しですと、だいたいこの程度の費用が相場です。引っ越しシーズンも近いですし。
※この時点では業者は相見積もりを取っていることを知らないので、強気の態度です。
はい、そのようですね。費用を下げられる余地はありますか。妥協できる条件かどうか検討したいと思います。他社様もはじめは7万円程度でしたが、結局4万円台まで下げてくださいました。
※ここで値下げ交渉したいことと他社の費用を伝えます。他社の費用は金額をそのまま伝えるのではなく、〇万円台のように曖昧な表現にしましょう。
4万円台ですか。7万円から半額近いお値下げなので、もし即決してくださるのなら4万円程でお出しできるか上司と相談してみます。
※値下げ条件と金額の再提示がありました。
即決は今妻が外出しているためできないです。ただ4万円は惹かれますね。後程のご連絡でも大丈夫ですか。
※すぐには食いつきませんが、嬉しい値下げの提案であることは伝えましょう。
この場で決めていただくことが特価でお出しできる条件です。
※あらためて即決が条件であると伝えてきました。
わかりました。では4万円で出せるかを先にご確認いただけますか。
※まず値下げ金額を確定させます。
わかりました。お電話させていただきます。
(電話終了後)
大丈夫でした。正確な金額は4万〇百円です。いかがでしょうか。
※値下げ金額の最終提示です。
ありがとうございます。わかりました。どうぞよろしくお願いします。
※値下げ交渉に応じてくれたことに感謝して、お互い気持ちよく交渉を終えましょう。
まとめ
引越し費用を抑えるためには、相見積もりによる値下げ交渉が有効です。
実際に交渉してみて、相見積もりの際に福利厚生サービスを活用して業者に問い合わせると、よりスムーズに交渉が進むように感じました。
相見積もりは大変手間ですが複数社の情報をもって交渉することで、引越し費用の節約が実現します。
引越しの機会がありましたら、ぜひ今回の情報を活用してみてください。
ではまた!!
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